夫婦の借金返済

借金返済のために夫婦でやるべき事

借金返済のために夫婦でやるべき事

夫婦の借金は夫婦二人で返済するのが最も良い方法です。

夫・妻のいずれが借りたにしても、夫婦共同の借金になるため原則として離婚しても逃れることはできません。

返済しなくてはならないお金なら、夫婦で協力して一日も早く完済してしまいましょう。

ここでは借金返済のために夫婦でやるべき事をご紹介しています。

ぜひ、みなさんの借金返済のご参考になさってください。

夫婦で月に1回のミーティング

ミーティングとは打ち合わせや連絡のための会合の事を指します。

「毎日顔を合わせているのに夫婦でミーティングとは?」と疑問に感じる人もいるかもしれません。

実をいうと夫婦の借金返済のために欠かせないのがミーティングなのです

月に1回は夫婦で計画表をチェック

借金返済でポイントになるのが「返済計画」です。

借金返済の計画を立てたら、次の段階に進む事ができます。

次の段階とは、毎月いくらのお金を返済すべきか、そのお金はどこから捻出してくるか、計画通りに返済が進んでいるかを確認する作業です。

計画は立てただけでは成功とはいえません。

計画通りに返済するためには毎月のチェックが欠かせないのです。

計画のチェック作業は夫婦二人で月に1回行なうようにしましょう。

計画が順調に進んでいるかを確認

月1回の夫婦ミーティングでは返済計画の進み具合をチェックし、上手く行っているようならお互いに「頑張ってるね」とねぎらいましょう。

計画通りに進んでいない場合は、どこに問題があるのかを話し合う絶好の機会です。

二人で問題点を探り、何をすれば上手くいくかを検討してください。

修正すべき点があればミーティングで修正し、より早く効率的に借金返済ができる方法を見つける必要があります。

ミーティングは夫婦の絆を深める

夫婦の借金返済でミーティングを行なうと、二人の絆を深める効果もあります。

順調なときは言葉を惜しまず「あなた、頑張ってるわね」「君もえらいよ、ありがとう」と声を掛け合ってください。

家計簿をつけてお金を見直す

借金返済で効果的なのが家計簿をつけてお金の流れや収支を見直すという方法です。

お金を借り入れる人に多いのが、「家計簿などつけた事もない」というタイプです。

家計簿がなくてもお金の流れくらい分かっている、家計の収支くらい把握していると思い込んでいると予算が足りなくなって借金をする事になります。

その失敗を繰り返さないためにも、借金の完済を目指して家計簿をつけましょう。

我が家は毎月いくら収入があるの?

知っていそうで案外知らないのが「毎月の収入」です。

比較的分かりやすいサラリーマンの家庭でも、毎月の収入をよく把握していないケースが見られます。

主な原因は「収入と所得の違い」です。

収入とは給料の額面の事、所得とは手取り額の事です。

一般的には所得金額の事を収入といいますが、実際には収入と所得(手取り額)は別なものなのです。

ちなみに自営業なら売上額が収入、経費を引いた残りが所得になります。

毎月必要な経費はいくらぐらい?

標準的な家庭で必要となる経費は、生活費(光熱費や食費)、子供の教育費、家族の衣服費、医療費、交際費などです。

臨時の経費を含め、一年間に必要な経費を月ごとに見直してみましょう。

「4月は出費が多い」「夏冬は光熱費がかかる」「年に1度は冠婚葬祭費が出ていく」などのチェックも重要です。

こうした経費の見直しにより、どこが削れてどこが削れないかが分かってきます。

削れる部分はしっかりと削り、削れない部分は前もって準備しておくことが借金返済に役立ちます。

お金の使い道を夫婦で再点検

家計簿で家庭の収支やお金の流れが明確になったら、夫婦でお金の使い道を再点検しましょう。

毎月(毎年)の所得から必要となる経費を差し引き、いったいいくらぐらいの返済が可能なのかをシビアにチェックします。

もしかすると今まで「何とかなるさ」と思っていたのが勘違いだと気づくかもしれません。

再点検する際にはどんぶり勘定ではなく、1円1銭までしっかりとチェックしてください。

借金には必ず理由がある

みなさんがお金を借りたのには理由があるはずです。

家族の突然の病気で医療費が必要になった、子供の進学資金が足りなかった等の事情が発生したのかもしれません。

そうではなくパチンコや飲酒、ブランド物の服の購入、ぜいたくな外食等が理由かもしれません。

結果的にお金が足りなくなって借金をしてしまい返済に悩んでいるのが現在の状況です。

理由は何であれ、再び繰り返さない事が借金返済の重要なポイントになります。

夫婦で冷静に借金の理由を振り返り、返済のためにもお金が足りなくなる理由を作らない工夫をしてください。

お金の使い道は二人で決める

毎月の家計簿をチェックし、お金の使い道を夫婦でお互いに確認するようにしましょう。

「お酒とたばこは少し減らしてほしい」「食費は節約してリーズナブルなもので済ませよう」と話し合います。

事前に夫婦の話し合いができていると、「お金もないのにお酒ばかり飲んで」「最近、飯が質素になっていやだ」などの不満が出にくくなります。

夫婦で腹を割って話し合うと、多少の我慢はしやすくなるものです。

子供さんがある程度の年齢に達しているなら、借金がある事を打ち明けて協力してもらいましょう。

繰上返済に向けて生活を変える

借金返済で効果が大きいのが繰上返済です。

繰上返済とは返済期日より前に一部でもお金を返しておく事をいいます。

例えば今月の返済予定金は1万円だが、繰上返済で1万5千円を返すというやり方です。

繰上返済が効果的なのは、支払うべき利息(利子)が減るためです。

借金には利息が付きものですが、元金が減れば減るほど借金は少なくなっていきます。

そのためにも繰上返済が役に立つわけです。

毎月の繰上返済で効果が出る

繰上返済は毎月いつでも可能です。

「今月は3万円返す予定だけど臨時収入があったから5万円返そう」でもいいわけです。

例えば100万円借りて5年で返済する借金があり、すでに1年間分は返済しているとしましょう。

この借金を繰上返済しなかった場合、毎月の返済額2万5千円で返済期間は残り4年間です。

それが10万円の繰上返済をすると毎月の返済金額は同じでも返済期間は3年5か月間に減ります。

繰上返済のために生活チェンジ

借金返済に効果があるといっても、ギリギリで生活していると実行はむずかしいものです。

そこでポイントとなるのが生活をどう変えるかという問題です。

上記で紹介した「家計簿をつける」「収入(所得)と経費を見直す」「夫婦でお金の使い道を決める」などの方法が効果があります。

それに加えて「仕事で残業を増やす」「パートを始める」「夜勤アルバイトをする」などの収入アップを目指せば繰上返済も不可能ではありません。

夫婦で協力してできる事がある

借金返済のために夫婦で協力すると可能になる事があります。

お互いに借金を相手の責任にしない

借金の理由は何であれ、夫婦で返済すると決めたら責任のなすり合いは止めましょう。

借りてしまったお金は返すしかありません。

そのために何ができるかを考えるべきです。

お互いが頑張っていたらねぎらう

お金を返済するのには苦労があります。

買いたい物も買えず、したい事も自由にできない場合もあるでしょう。

相手が頑張っていると感じたら、照れずに「頑張ってるね、ありがとう」とねぎらってください。

借金完済まで相手を支え合う

いくら借金返済のためとはいえ、ときには心が折れそうになる事もあります。

借金を無事に返済するためには、夫婦がお互いに励まし合い支え合う事が大切です。

借金に悩んでいる夫婦・家庭円満のためにも借金を無くしたい方

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