夫婦間で発生するお金の問題は、夫婦関係そのものまでを破壊する威力があります。
「愛していればお金なんて」という綺麗ごとで、続けられるほど結婚生活は甘いものではありません。
しかし、現実が甘くはないという事実に、ほとんどの夫婦は結婚後早々に気づきます。
そこで長く夫婦円満に続けていくためにも、どんなお金の管理や考え方、対処法が必要なのか、まとめてみました。
1・夫婦ケンカの原因って何?
お金でケンカをする夫婦はとても多く、それ自体珍しいことではありませんが、ケンカの根本的な原因が分からなければ健全な家計作りの一歩は踏めません。
そのためまず重要なのが、ケンカの原因を徹底的に見つめなおすことです。
例えば、相手の言い方や言葉遣いがケンカの火種となる場合は、そこから解決する必要があります。
お金の話は、夫婦間でもっともデリケートな題材です。
日ごろから、相手の物言いや言葉使いに不満を抱えていると、不要なケンカに繋がりやすいので、相手を不愉快にさせる言葉遣いに気をつけるなどの対策が必要です。
「相手にこんな言葉遣いされたらきっと不愉快だ」と思う言動は、慎むようにしましょう。
2・「お金」の不満は?
次に、お金に対する直接的な不満は一体何であるのかを考えて見ましょう。
例えば、夫にとって毎月のお小遣いこそが、唯一自由に使えるお金です。
タバコ代や飲食、友人との交際や趣味など、ストレス解消の一つでもあります。
しかし、この小遣いが少ないと、ストレス解消どころか、不満が蓄積され何かの拍子に大爆発を起こす危険性があります。
そんな状況で冷静にお金の話し合いなんて出来ませんよね。
それを回避するためにも夫の小遣いの見直しを今すぐ行いましょう。
ちなみに、一般的なサラリーマンのお小遣いは、年々減少傾向にあり、月収の10%程度が妥当。
具体的な金額は、2万から3万で、愛妻弁当持参で、月2万プラスタバコ代別途。
さらに、会社で部下を抱える地位にある場合、諸経費をふくめ、やや多めの3万から4万程度となるはずです。
ただ小遣いの額は、出世や稼ぎと比例すると言われているので、あまりケチると男としての自信や箔づけに影響を及ぼす可能性もあるので要注意です。
3・お金の問題は「家計管理」で解決する
家計簿で金の流れがひとめで分かるようにしている夫婦は、お金に関する揉め事がほとんどありません。
さらに無駄を省き、貯蓄を増やすメリットもあるので、今日から早速「家計簿」をつけてみるといいでしょう。
ただ、家計簿の管理をどのように行うのか、というのもとても重要です。
専業主婦の妻にまかせっきりで、家計簿自体に関心がなければ、妻の不満をあおるばかりで意味がありません。
逆に夫だけがすべての管理を一任し、お金の自由を妻から奪ってしまうと思うように家庭を預かることは出来ません。
夫婦にとって、どのような家計の管理が最適なのか、よく考えて、家計簿を取り入れてください。
おススメの方法としては、妻に家計簿管理を任せて、月末のみ二人で整理する方法。
共働きの場合は、家計簿を当番制にして、二人で管理する方法。
その他にも、オンラインアプリで、二人で一緒に支出と収入を入力する方法などの方法があります。
4・なんでも話し合う
夫婦のお金のトラブルを回避する最大の方法は、わずかなお金の動きでも必ず相談し、話し合うことです。
お金の価値観とは、夫婦であってもまったく異なります。
何が重要で、何を優先にするべきかは、その感覚は、実は幼少期の環境によってすでに形成されています。
そのため、大人になっても家族を持っても、さほど大きな変化はありません。
例えば、今はマイホーム購入のために、旅行費用を我慢すべきだ、と妻が思っていても、夫は、仕事や人間関係のストレスを発散させるため、今はパッとお金を使って、海外旅行を優先にすべきだ、と考えているかもしれませんよね。
お互いのお金に対する価値観は、口を閉ざしては、絶対に読み取ることは出来ません。
「なぜ?」を不満に変えないためにも、些細なことでも必ず話し合い、相談するという習慣を付けるようにしましょう。
以上4つの方法で、お金に関する夫婦のトラブルを未然に防いでください。
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